こんにちは!私大理工学部を卒業後メーカーに就職したとり彦です
とり彦が就活を行っていた頃の悩みとして、何を作っているかは分かるけど、仕事として何をするのかが分からないというものがありました
そこで!今回の記事では
- メーカーに存在する職種
- 職種ごとの業務内容
についてを2つの記事に渡って解説していきます!
実際に働くことで感じた情報を載せていますので、是非最後まで見てみてください!
この記事がメーカー就職を考えている方の業務理解に繋がると嬉しいです!
まずはメーカーに存在する職種の一覧をどうぞ!
<総合職>
・人事職
・経理職
・経営企画職
・総務職
・営業職
・調達職
<技術職>
・研究職
・開発職
・生産技術職
・品質保証職
会社の運営や補佐を担うのが総合職、製品の開発や生産は技術職の仕事となります
新入社員の配属先は様々な要素を考慮して、人事部によって決められます
『配属決め』について書いた記事もありますので、良かったら見てください!
この記事は前編後編の2つの記事に分かれています!
技術職や自身に合った職種の見つけ方に興味がある方は、後編の記事から読んでみてください!
業務内容の解説
この章ではそれぞれの職種の役割や業務内容を詳しく説明していきます!
業務内容のイメージを持った上でES作成や面接を行うことで、周りの就活生と差をつけましょう!
とり彦の同期・友人から聞いた話、調べた情報を基としています
実際の業務内容が理解できるように書いてみました!
人事職
人事職では社内で働く人に関わる仕事を行っています
優秀な人材を採用したり適切な評価制度を作ったりすることで、会社の今後を大きく左右する職種といえますね
業務内容としては、大きく分けて『人材採用』と『社内教育』、『評価制度の設計』の3つです
学生の時は人事と言えば「採用担当」のイメージでしたが、会社に入ると教育や評価制度の方でよくお世話になりますね!
人材採用
会社が今後成長していくために必要な人材の発掘/採用していきます
具体的な業務の例としては
- 会社説明会への参加
- 書類選考/面接等への対応
- インターンシップの設計
などが考えられ、就活生向けの仕事をしています
社内教育
会社を牽引できる人材の育成を行っていきます
研修の中にも1日使った研修や、半年ほどの期間を定め成果報告を行う研修など色々なパターンがあります
- 新入社員向けの基礎教育
- 若年層のスキルアップ教育
- 中堅職のマネジメント教育
などを行っており、幅広い年代の社員と関わる仕事です
評価制度の設計
上司が部下を評価する際の制度を設計していきます
適正な評価を与えられる仕組みを作ることで
- 社員のモチベーションを上げる
- 優秀な人材を自社に留める
など社内の業務効率を向上させることができる仕事です
経理職
経理職では会社のお金を管理する仕事を行っています
税申告や給与など、多くの人の目に触れる業務内容となっているため、ミスができない責任ある仕事と言えます
また専門性が高くどんな会社にもある職種なため、自身の市場価値を高めやすいです
業務内容としては、大きく分けて『社内のお金管理』と『決算の資料作成』の2つがあります
社内のお金管理
お金管理の業務には
- 経費精算
- 給与計算
の2つがあります
これらを会社ごとの方法で集計し、まとめて、処理を行う仕事です
会社員の給料が給料日にきちっと入っているのも、経理職の方たちのおかげです
給与をもらっている身からすると頭が上がらないですね!笑
仕事に必要なものやサービスは、購入後に届く請求書に指定された口座へ振り込むことで精算を行います
社員が購入したものを経理職の方が振り込みを行うことを『経費精算』といいます
決算の資料作成
1年を通して会社がどれだけの収入と支出があったのかをまとめた「決済書」や「貸借対照表」などの作成を行います
それらの資料を基に経営層が今後の運営計画を決めていくため、正確な資料作りが求められます
決算日(会社ごとに異なります)付近で発生する業務です
経営企画職
経営企画職では、企業の中長期にわたる経営計画の立案と管理を行っています
市場・消費者・競合他社の情報を収集し、そのうえで将来どのような会社にしていくのかを決めており、経営層ととても近い立場/視点で働くことができます
長期的な目標を立て、長期目標を達成するための短期・中期の目標を設定していく、論理的思考力が問われる仕事となります
会社員の給料が給料日にきちっと入っているのも、経理職の方たちのお説明を読んでもらうと感じるかと思いますが、とても仕事のレベルが高い職種ですね
新卒の時点で配属されることはないかと思いますが、今後この仕事についてみたい!という目標を持つのはいいと思います!
総務職
総務職の業務内容は多岐にわたり、会社ごとに担当範囲が異なることが特徴です
裏方仕事ではありますが、社員の人たちが快適に仕事を進められるのは総務職の方たちがしっかり管理してくれているからこそです
中小企業では人事、経理の仕事を総務職でまとめて担当していることもあります
この記事では大企業での総務職の仕事について、触れていきます
業務としては大きく分けて『備品・施設管理』と『社内行事の企画・運営』、『福利厚生管理業務』の3つがあります
備品・施設管理
社員が自身の業務に集中できるよう、電子機器からコピー用紙、施設に至るまでを管理する仕事です
問題があった際に社員から連絡を受け対応しています
社内行事の企画・運営
全社行事の企画・運営を行っています
近年はコロナでイベントが減ってしまったりしていますが、その際の対応方法の検討なども行っています
福利厚生管理業務
会社によって様々な種類が存在する福利厚生の管理を行っています
既存の福利厚生の管理以外にも、社員の要望などを受け新しい制度の企画・導入の検討を行うこともあります
給与と並ぶぐらい大切だと考える『福利厚生』
福利厚生の持つパワーは馬鹿にできないので、会社選びの際の判断材料とするのもいいと思います!
営業職
自身の成果がそのまま評価に繋がるためやりがいも大きく、かつ営業のスキルが上がってくると転職にも有利となるのが営業職の強みです
一方で、営業職は人数も多く競争力が激しい世界でもあるため、生半可な気持ちでは成果を残すことが難しいとも言えます
そんな営業職ですが、B to B(企業向けの製品を作っている会社)かB to C(消費者向けの製品を作っている会社)なのかで業務内容が大きく変わってきます
この記事では『B to B』と『B to C』の場合の営業の仕事内容について説明していきます!
B to B
B to Bの営業は、基本的に会社を相手とします
メーカー営業の多くはB to Bとなるので、このイメージを持って面接に臨めばよいと思います
自社で製造したものを、他会社の製品の部品として使ってもらうための営業というイメージです
一度取引先として決定すれば最低でも1年間は取引をすることが多く、会社にとって莫大な利益につなげることができます
その分相手も慎重になるため、購入までのハードルは高くなりますが…
営業の種類としては大きく分けて『ルート営業』と『新規開拓』があります
それぞれの営業スタイルを簡単に表すとこのような感じです
- ルート営業:既存の取引先との間で、取引の継続/新規契約を取る営業方法
- 新規開拓:新しい販売ルートを見つけるため、飛び込み営業を行っていく営業方法
B to C
B to Cの営業は、基本的に個人を相手とします
メーカーの営業職ではこの業務を行うことはほとんどないかと思います!
なので、軽く触れていきます
保険、不動産等の業界がB to C営業に該当します
仕事内容としては顧客の『新規開拓』がメインとなってきます
そのため
- 訪問営業:家に訪ねてその場で営業を行う方法
- テレアポ営業:顧客情報のリストに記載されている番号へ片っ端から電話をかけ営業を行う方法
のような業務内容が多くなってきます
ひどい断られ方をすることも多いので、メンタルが強い人でないと厳しいかもしれません
ですが、成果を上げただけ報酬も高くなるのが特徴です
調達職
資材を使って自社製品を作るメーカー
そのメーカーからすると要ともいえるのが、この調達職の仕事です
生産に必要な高品質の資材を、必要な時に、必要な分だけ、適正な価格で仕入れることが、製造する製品の品質/納期/価格に影響してきます
業務内容としては、大きく分けて『仕入れ先の開拓/選定』と『資材の管理』の2つがあります
仕入れ先の開拓/選定
仕入れ先の状況も常に変化しています
今まで契約していた取引先が、今後もよい取引相手となるかは誰にもわかりません
そのため、他の選択肢がないかを探し続けていく必要があります
いくつもの取引先を比較したうえで、会社に最も利益となる取引先と契約を結んでいきます
資材の管理
いつまでに何が必要なのか、会社に在庫はどれだけあるのか、いつまでに届くのかなど、社内社外と連携して資材の管理を行っていきます
最後に
メーカー総合職の職種とそれぞれの業務内容について、簡単にイメージをつかんでいただけたかと思います
ですが、まだ皆さんには
やってることは分かったけど、自分に合う職種はどうやって見つけるの?
という疑問があるかと思います
自身に合った職種を見つけられるこれだ!といった方法はありません
ですが、職種選びに少しでも役立つ方法の紹介を後編の記事で行っていきます!
興味がある方は、ぜひそちらも読んでみてください!
それでは本記事はここまでにしようと思います
ここまで読んでくださりありがとうございました!
ではでは!